糖尿病は長年放置することで失明や透析治療が必要になったり、さらには心筋梗塞や脳梗塞、認知症を引き起こし、自立した生活が困難になりやすい病気です。
早い段階からの適切な食事運動療法や定期的な診察によって多くの合併症は防げるようになったのですが、発症当初は無症状であることも多く、一部の患者さんは通院をしないで悪い状態となってから来院するケースも多く見受けられます。
そこで板橋区医師会では『糖尿病地域医療連携MAP』を作成し、クリニック、病院、眼科のより詳しい施設情報を公開することにより、糖尿病疑いあるいは患者さんが適切な病院を探しやすいように工夫しました。例えば、軽い糖尿病が疑われる場合には栄養指導が受けられる施設や経口糖尿病薬による治療が受けられる施設、合併症がある場合には『特別な治療』の内容をご覧ください。
また、糖尿病では病院とクリニックとの病診連携が非常に大事な分野です。つまり、糖尿病や合併症の状態が悪い方は大きな病院での検査や治療が必要ですし、ある程度安定してきた時点で近隣のクリニックへ戻ることで、必要な患者が必要な検査や治療を受けられるように普段から連携を組んでいます。
本MAPが病院探しから、病診連携、さらには災害時やかかりつけ医の休診時など、広く役立ててもらえれば幸いです。
2021年3月
公益社団法人板橋区医師会
東京都区西北部糖尿病医療連携推進検討会
板橋区糖尿病対策推進会議
掲載医療機関数
病院 | 内科 | 眼科 | 合計 |
---|---|---|---|
24 | 154 | 28 | 206 |
更新情報
- 2024年1月19日
- 掲載医療機関を更新しました。
- 2022年4月19日
- 糖尿病オンライン相談室を追加しました。
- 2021年6月1日
- 板橋区医師会「糖尿病地域医療連携マップ」を公開しました。